附小受験について

 

附小受験と言うと、合格するためには学力が必要だと思っている方もいらっしゃるかもしれません。他の塾の附小対策では「とにかく難しい問題を解いている」とか「ひらがなや計算を勉強している」という話を聞いたことがあります。

 

果たして附小に合格するために、学力は本当に必要なのでしょうか。

 

結論から申しますと、

 

 

 

附小合格には「学力」も必要ですが、それだけではありません。

 

 



こちらは、附小の募集要項から引用したものです。

 

附小入試の科目は「筆記試験」「行動観察」「運動機能検査」「児童面接」であり、「筆記試験」は4つの科目のひとつにすぎません。しかも、受験した生徒の保護者から聞いた話ですと、難しい問題が出題されているわけではないということです。

 

さらに「総合的に判断」という文言が入っていることから、附小が決して学力だけで選んでいるわけではないということがわかります。「行動観察」「運動機能検査」「児童面接」も重要な要素であると言えるでしょう。

 

それでは「行動観察」「運動機能検査」「児童面接」からは何を見ているのでしょうか。

 

附小の募集要項の最初にはこのようなことが書いています。

 



つまり簡単に言うと附小は「先生が自分の好きなように授業する場所」であり、「大学生の練習場所」だということです。つまり、学校側からのメッセージを簡単に言うと「実験させてくれ」ということです。

 

そこに注目すると、答えが見えてきます。

 

先生たちは、全国の附属学校の先生たちを招いて研究発表をし、大学生を受け入れて教育実習をするわけです。

 

そんなときに、先生の言うことを聞かない子どもたちばかりで学級崩壊していたらどうでしょう。

 

先生の好きなように授業はできず評価が下がりますし、教育実習を受けた大学生は「教員になるのはやめておこう」となる可能性があります。

 

そんなことが起こらないように、頭が良くても先生の言うことを聞けない子どもはいりません。

 

 

附小としては先生の話を素直に聞いてくれる「いい子」に来て欲しいわけです。

 

 

では、「いい子」を集めるためにはどうしたらいいのでしょう。

 

入試で選考するしかありません。

 

 

「行動観察」⇒みんなと仲良くできるか

「運動機能検査」⇒先生の指示通り動けるか

「面接」⇒はきはきと受け答えができるか

 

 

それぞれの科目で、こういうところを見ているのではないかと思います。

幼稚園生・保育園生ですから、内容が素晴らしいかどうかはあまり重要ではないでしょう。(いいに越したことはありませんが) 

 

あくまでも想像ですが、「学力だけの子は中学校から来てください。」というのが、附小の先生たちの本音ではないでしょうか。

 

 

 

ということで「附小受験に必要なのは学力だけではない」ということをお話させていただきました。この話を参考にしていただき、必要な対策を取って合格を勝ち取っていただきたいと思います。

 

これらの対策はご家庭でもできるものとは思いますが、ご家庭ですと親子間の甘えも出てきてしまう可能性がございます。エースクールの附小受験コースでは、附小に入るためには何が必要かを考えた上で授業の内容を設計しています。ご興味のある方はぜひ一度当塾にお越しください。